2009年11月28日土曜日

斉民要術巻第六

養牛馬驢騾第五十六 相牛馬及諸病方法 巻六 七葉 治牛馬病疫気方 血馬患喉痺欲死方 治馬黒汗方 馬中熱方 治馬汗凌方 治馬疥方 治馬中水方 治馬中穀方
・・・この書は中国の家畜療治書の原型である.相畜より療治へと展開する.相畜とは家畜の解剖生理学的特質で,これを踏まえて家畜の疾病(疫)を診断し,療治を行う.疾患の場合は灸・鍼・烙,病気の時は薬を服する療治は,現在と異なる所はない.この期に馬は嘔吐出来ない動物,牛は反芻する動物を正しく理解して療治しているから,馬の胆嚢炎の診断をした近世の武士馬医よりは腕は確かである.斉民要術に関してはネット上に多くの情報があり,グーグルで簡単に検索が可能である.
学而不思則罔