2009年10月8日木曜日

穢多身分廃止と勧業局

太政官布告明治四年三月十九日 従来斃牛馬有之節ハ穢多江相渡来候処,自今牛馬者勿論,外獣たりとも総而持主之もの勝手ニ所置可致事.


明治四年八月二十八日 穢多非人称非廃候条.自今身分職業共平民同様たるべき事.


明治四年十月二十六日 旧穢多・非人苗字許可


明治四年民部省伺書 民部省ヨリ,従来エタノ輩ヲ平民ニ伍セザルノ失当ナル儀ヲ弁官ニ呈シ先ツ穢多非人等ノ称ヲ廃シ,且ツ之ニ産業ヲ授ケンガ為勧業局ヲ東京大阪ノ両府ニ開設シ該民ヲ入局セシムルコト各二ヶ年間,外国人ヲシテ製革造靴ノ方法,牛酪.薫肉ノ製法等凡ソ世上必需ノ工業ヲ之レニ伝習セシメ兼ネテ貯金ノ方法ヲ設ケ,該民業ヲ卒エ貯金亦若干両ニ至ル者ハ平民籍ニ編入シ従前ノ課役ヲ免ジテ一般ノ課役ニ服セシメンコトヲ稟候ス.但シ工業ヲ伝習スルハ該民ニ限ラズ之ヲ請フ者ニハ入局セシムル也.

0 件のコメント:

学而不思則罔