2011年8月20日土曜日

屠牛並売肉規則


88 屠牛並売肉規則(明8・5・28
明治期山口県布達類17
八年五月廿八日
近来肉食日々相聞候処、右渡世之者病牛死牛甚シクハ馬肉犬肉等取交令売却候哉ニ相聞候二付、以往猥ニ売鬻差留候、依テ別紙規則二注意シ更二可願出候事右及布令侯也
(朱書)
〔別紙〕

屠牛並売肉規則
一屠牛牽入候ハヽ早刻病不病之検査ヲ可請侯事一取締人ハ改封印紙凡積ヲ以予備可申出候事ノ屠牛之都度々々取締之者検査ヲ可諸侯事
一屠りタル全肉ハ取締之者売捌所工可致護送侯専
一売捌所ハ買方ノ弁理ヲ量り可相設事
一屠牛之有無日々村町役所へ可届候事
一売肉渡世之者ハ鑑札願請売捌所ニテ可買取候専
一無鑑札ニテ営業致シ候者自然有之侯ハヽ、鑑札所持之者肉ハ勿論物々等預り置詳細書面ヲ以可申出候専
一為滋養買肉スル者於同所直買勝手タルヘシ
一馬肉犬肉等取交売捌候者相顕ル、ニオヒテハ売高多少二不拘明治六年七月第二百五拾六号二依り可及処分候事但、確証ヲ取り訴出侯者エハ賞誉可致候事
一稼人取締之者卜申合不正筋有之候ハヽ、見付訴出候者ハ事柄二応シ相当之賞誉可致候専
一取締之者人撰之儀ハ会議所詮議ノ上姓名可申出候事
一取締人屠午場出張日二限り一日金五銭宛検査料遣シ候事

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