文政二年九月の津軽藩「馬一件御締方被仰渡書」に『一.斃牛馬皮并角蹄之儀ハ其村庄屋申立ニヨリ其組代官ゟ送書之上皮方へ相納・・・』とその際の皮手形書式がある.納められた皮は穢多に払い下げ,尾は水嚢屋,蹄は鼈甲屋に払い下げるとある.
第四章牛馬商ノ起源・沿革では獣医ノ資格ヲモ多少兼有シタル者が『バクラウ』で馬喰もしくは博労と書く.合類節用集ニ博労ノ本字ハ伯楽,バクラウは伯楽の転訛,他に馬苦郎・馬工郎・馬口郎とも書く.
社会字彙ニ穢多ヲ長吏トイフハ張里ノ誤ナリ張里ハ馬胃ノ名穢多之ヲ兼ルヲ以テナリ・・・その後に浅草新町の弾左エ門の由緒書きがある.
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